3/12
小雨の中、新宿駅新南口BTより高速バスで一路草津へ向かう。なぜ草津へ行くかと言えば…
インターネットで「草津の達人」という素晴らしいHPに出会ったからである。
草津温泉大好きな管理人さんがとうとう草津専門のHPを作成し、アクセス数も多く、公式HPを凌ぐ人気ぶりだ。
自分ももともと温泉は好きで本を読んで研究していたが、鉄道旅行の趣味でJRを完乗('97 12/14現在)した後、
日本秘湯を守る会の会員旅館を中心に少しずつ温泉へ行ってはいたが、鄙びた所ばかりでたまには昔ながらの
外湯巡りをしようと探していた所、「草津の達人」を偶然見つけたのが全ての始まりであった。
特に掲示板での投稿記事の質・量共に優れており、HPの構成等も勉強させてもらった。
草津は以前旅行で知り合った友人達と訪れたことがあるが、ホテルヴィレッジに泊まり、外湯巡りはしなかったので
(その当時は外湯の存在も知らなかった)、ぜひ外湯巡りをしてみたいと思い草津へ行くことにした。
上里に着く前には雨もやみ、晴れてきた。赤城山、榛名山も次第にその姿を次第にはっきりとしてきた。
伊香保温泉へ向かう急坂でバスの調子がおかしい。ギアの調子が悪いのか、カーブのたびにギアチェンジせず
ブレーキを踏んでばかりいる。だましだまし運転しながら川原湯を過ぎたあたりで、バスは止まってしまった。
なんとか長野原草津口のJRバスの車庫までたどり着き、代車に乗り換えて事無きを得た。
BTより湯畑、白旗の湯、地蔵の湯の位置を実際に確認しながら本日の宿美津木へ向かう。
地図を見ながら歩いたのだが曲がり角を間違え運動茶屋公園の方へ行ってしまい、近くにつつじの湯がある筈だが、結局見つからずあきらめて元来た道を引き返す。
草津東急ホテルや別荘街を通りぬけてやっとのことで巽の湯の脇に出て来ることが出来た。
美津木の場所は草津熱帯圏の近くである。湯畑からは遠いが二人で2泊3日\20,000だから文句はない。
男湯、女湯(露天風呂付き)、家族風呂、庭園露天風呂(男湯)があり、特筆すべきなのは全て24時間いつでも
貸し切りにできることだ。注意したいのは女湯を貸し切りにする時だが、中に女性が入っている可能性があるので
貸しきりをする時はカップルで入り、先に女性が入って誰もいないことを確認すべきである。
庭園露天風呂は雪景色が楽しめ、電話一本でビールや日本酒のサービスが受けられるのが心憎い。
宿より睦の湯と巽の湯へ早速繰り出す。睦の湯は熱めの湯だが、清潔なイメージで地元住民御用達という感じだ。
恵の湯を探し出し入ろうとするが、狭い上に先客がかなり居た為遠慮させていただく。
巽の湯は国道292号線に面し外来の入浴客が多く、浴槽が広くぬるめの湯で自分好みだったが、女湯には大便?
と思しき代物が転がっていたそうだ。脱衣場の注意書きに浴槽内で大小便をしないようにとあった意味が分かった。
宿に戻り、立て続けに入浴すると足の甲がむず痒い。それにもめげずに就寝前にもう一浴する。
草津の達人の管理人さんのご指導と自分の体験を元に、熱めの湯は足湯、温めの湯は半身浴と入浴のこつをつかんだ。
3/13
日晃寺入り口で涌き水を発見し飲んでみたが、残念なことに後日飲用に不適と判明する。
千代の湯やバスターミナルの付近にも確か涌き水があった筈なので、改めて草津の名水巡りなんてのもやってみよう。
囲山公園へ行こうとして日晃寺の隣の桐島屋旅館の脇の階段がを登ろうとしたが、日当たりが悪い為凍結しており、
湯畑経由で遠回りして白根神社へ続く参道を上がる頃、雲行きが怪しくなってきた。
囲山公園、白根神社を散策し高村光太郎等の文学碑を見学し終えた頃、にわかに吹雪になる。
かねてより念願だった草津片岡鶴太郎美術館へ向かう。氏の非凡な才能に触れ、自分を磨かねばという気持になってくる。
館内は残念ながら写真撮影不可なので、土産物コーナーは盛況であった。
後で知ったのだが、達人情報によると土産物コーナーのとなりにある喫茶コーナーでは黒胡麻プリンが絶品だそうだ。
次回来草の際のグルメプランに加えておこう。なお10/26に片岡鶴太郎美術館は江ノ島にもOPENしたそうだ。
昼食はわへいのまいたけそばを食す。目の前で先程まで打っていたそばは絶品だが、つゆの味付けが濃いめだった。
評判通りもりそばが正解だった様で、大半の人がもりそばを注文していた。店を出ると雪はますます激しく降ってきており、
有名な長寿庵の饅頭攻撃を巧みにかわしつつ、「いざ鎌倉」ならぬ「いざ白旗」の湯へ向かう。
冷え切った体で白旗の湯に入る。
源頼朝が入浴したことから源氏の白旗が名前の由来となっている。
ロケーションがいいせいか観光客が入れ替わり立ち替わり入って来る。体が冷えていたせいか驚くほど湯が熱く感じた。
湯の花の成分が多量に含まれて入る為かなり白濁しており、自分のお気に入りの泉質だ。
とても熱くてつかれないので15分程足湯をする。全身が驚くほどほかほかと温まりとても具合がよろしい。
浴後に湯畑にほど近い喫茶店ぐーてらいぜで一服する。
ここは以前日新館という旅館の浴室だった所を改装しており、天井には太い梁と明かり取りの窓があり、当時を偲ばせる。
壁には草津出身で長野五輪で活躍した荻原健司選手愛用のクロスカントリーのスキーの板が飾られている。
ケーキやコーヒー、紅茶の他に抹茶や和菓子もあり幅広い年齢層に対応しており、落ち着いた雰囲気の店である。
凍った雪道を歩いて地蔵の湯へ向かう。
ここは眼病に効く霊験あらたかな湯で地蔵堂におまいりしてから入らせていただく。
湯畑からそう遠くないのだが、観光客はほとんど来ない模様で、ひっそりとした雰囲気が気に入った。
湯はそれほど熱くなく、浴槽は外湯のなかでもかなり広めだそうで、個人的には一番お気に入りの外湯になった模様。
しばらくすると全盲らしい方が入ってきたが、全ての場所を的確に知り尽くしており、まさに達人の域に達していた。
ここには会員制の時間湯が併設され、一般人は入ることができないが、草津の達人の隠しページに画像がありますよ。
やはり湯守りがいて管理されている所はマナーも良いらしく妙な注意書きもなかった。
3/14
宿から程近い煮川の湯へ向かう。
建物は意外とこじんまりとした作りで最初は見過ごしてしまうくらいだった。
評判通り熱い湯で濃厚な湯が湯口からとうとうと流れていて、達人の中にはかぶり湯をする猛者もいるそうだ。
湯は樋を伝って直接浴槽に注ぎ込んでおり、蛇口はなく、仕切りの板で湯温を調節する仕組みになっている。
この時は先客がホースで水を大量に入れており、皮が煮えるような湯を体験することはできなかった。
ここは源泉を持ち、大滝乃湯の湯へ引き湯しており、白旗の次に熱狂的なファンが多い外湯だ。
西の河原通りの饅頭攻撃に屈し、二つほどいただき、ほおばりながら西の河原公園へ向かう。
湯畑に次ぐ草津の観光スポットであり、平日にも関わらずたくさんの観光客が散策していた。
昼食はホテル櫻井の所を曲がったガソリンスタンドの斜め向かいにある、草津高原ビールを予定していたのだが、
平日の為食堂が休みだったので、バスターミナル近くで簡単に済ます。
草津ガラス蔵にて草津温泉の湯を使ったガラス製品を鑑賞する。後日ここの2階で草津高原ビールをいただくことが出来、
飲み終わったグラスは記念に持ち帰るシステムになっていることが判明。
帰りの高速バスまで時間があったので、仕上げに地蔵の湯で草津湯巡りを締めくくる。