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マエダコーヒー明倫店付近の地図
CAFE  LIST
京都のカフェ ★★★★☆
教室に入ればカフェだった
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 SHOP  マエダコーヒー明倫店
 住所   京都市中京区室町通蛸薬師下ル
  山伏山町546-2
 電話番号  075-221-2224
 営業時間  10:00〜21:00
 定休日  なし
 HP   http://www.maedacoffee.com/
  ?page_id=60
 取材年月日  2003年7月22日
 京都芸術センターという耳慣れない建物の中に老舗のマエダコーヒーの支店があることを知ったのは、とある京都のカフェ専門のサイトだった。京都芸術センターとは、四条烏丸駅から歩いて5分くらいのところにあるかつての明倫小学校をそのまま再利用したアートを志す若者達で賑わっている場所だ。若干改修されているものの、廊下や教室といった間取りはそのままなので、懐かしい学校の臭いを感じることが出来る穴場的存在。所々に芸術作品が展示されており、京都の地場産業であるマネキンを使った女性の裸体の作品などもあったりする。京都の街のど真ん中にありながら、流石に観光客には知られていないと見えカフェに来ているのも地元の若者ばかりと見受けられた。

 こんな所にカフェがあるのだろうか?と半信半疑で廊下を歩いていると、唐突に妻がカフェの看板が見つけた。まさに教室が並んでいる一角にマエダコーヒー明倫店はあった。昔の学校のままの引き戸を開けて教室に入れば、そこはカフェだった。入って正面がレジ、その奥に厨房があり、料理人たちが忙しく働いている。食事の時間には遅めの1時30分過ぎを狙って行ったのだが、ほぼ満席で、辛うじて奥の方のテーブルに座ることが出来た。小学校高学年・中学・高校は比較的新しい建物だったのだが、小学校低学年と大学は古い建物だったので懐かしい木の温もりを久々に感じ、自分の母校に帰ってきたような錯覚にとらわれる。柔らかい光のレトロ調の照明に照らされた店内の雰囲気は、旧型の木造の車両を彷彿とさせる。そんなことを考えていると、壁際のベンチシートが心なしか待合室のベンチにも見えてしまう。

 この店が昼食時に人気を博しているのは、ランチメニューのボリュームと安さにあると思う。いわゆる流行のカフェめしと言うより、老舗だけに懐かしい洋食屋さんのランチの雰囲気が色濃い。一番うれしかったのはセットメニューのドリンクのバリエーションとボリュームだ。オーソドックスにコーヒーを注文する常連さんを尻目に、私はカプチーノソフトの珈琲フロートを、妻はアップルTeaのジンジャーソーダを注文する。一日に何軒ものカフェへ行く場合は、コーヒーばかり飲みつづけていると流石に飽きてしまうものだ。セットメニューのドリンクでこういうものは実にありがたい。セットメニューの「スパイシーカレーSet」もクオリティーが高く、小700円、中800円、大900円でサラダとドリンクがついてこの値段は確かに魅力的だ。1,000円以内でおなかいっぱい食べられるこのセットメニューを目当てに訪れる人が多いのはうなづける。ちなみにこの日のランチセットメニューは他に「ベーコンと高菜とじゃこの和風しょうゆスパゲティSet」930円、「ツナとアボガドのサンドウィッチSet」650円でいずれもサラダ・ドリンクが付く。

 そして、何よりも注目に値するのはメニューの多さだ。さらさ西陣のメニューの多さにも引けをとらないバリエーションだろうと思う。午後の時間帯のスイーツや夕食のチーズフォンデュなどもカフェマニアから高い評価を受けている。町屋などの古い建物を生かすという京都人のポリシーがこのカフェにも脈々と受け継がれており、学校の建物という物件に白羽の矢を立てたマエダコーヒーさんの眼力に拍手喝采したい。四条烏丸交差点からすぐそばという交通至便な場所にあるので、観光や買い物の合間にひと息つくには絶好のカフェでしょう。
マエダコーヒー明倫店外観
マエダコーヒー明倫店外観
マエダコーヒー明倫店店内1
マエダコーヒー明倫店店内1
マエダコーヒー明倫店店内2
マエダコーヒー明倫店店内2
レトロな照明
レトロな照明
窓辺もレトロ
窓辺もレトロ
不思議なオブジェが目に付きます
不思議なオブジェが目に付きます
小学校時代の木の床が映える
小学校時代の木の床が映える
手書きのメニュー
手書きのメニュー
クラス名はカフェ
クラス名はカフェ
スパイシーカレー
スパイシーカレー
アップルTeaのジンジャーソーダ・カプチーノソフトの珈琲フロート
アップルTeaのジンジャーソーダ・
カプチーノソフトの珈琲フロート
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