大好きな池田エライザちゃんが名建築とグルメを組み合わせたドラマ「名建築で昼食を」の横浜編スペシャルのグルメの場面で登場したのがこのお店のスペシャルルーム(特別室)です。カトレアのタイル画が素敵で、お店の内装がゴージャスな感じでとても気に入ったので訪れてみました。かつて町田にあった名店珈琲の殿堂プリンス(2014年1月25日閉店)に入ったのかと錯覚したと思うほどよく似た感じのお店だった。
眩いシャンデリア、大理石のテーブル、色とりどりの王冠、金ぴかの天井の壁紙、教会のようなステンドグラス、入り口の甲冑、ライオンの置物など中世ヨーロッパの宮廷にでも迷い込んだかのような異空間というのは珈琲の殿堂プリンスと同じ印象だが、プリンスで沢山出くわした余計なガラクタの様な置物や装飾物がない分、統一感があり高級感を醸し出してくれている。
1974年創業の老舗喫茶室。お店は喫煙可能な一般エリアと、禁煙室を兼ねた特別室に分かれていました。2020年4月1日から多数の人が利用する様々な施設が原則禁煙となり、このお店も禁煙になりました。特別室は中世ヨーロッパの宮廷をそのまま再現したような、創業当時の最高水準の粋を尽くした超豪華な調度品に囲まれており、静かにコーヒーを楽しむ方向け。気になる「大学院」という店名は、学問の最高学府である大学院にちなみ、いつでも最高のコーヒーを提供する場所という意味合いでつけられたそうです。創業当時大学院に進学する学生が少なかったことと相まって高級感を醸し出すのに成功したそうだ。
豆の素材や特徴を引き立てることが出来るサイフォンを使って抽出されたコーヒーは香り高く、まろやかで贅沢な味わい。一般的にカップ1杯当たりに使用されるコーヒー豆の量は10gのところ、大学院では倍の20gを使って抽出しているというから、そのこだわりようが伺えます。カレーやエビフライとのランチセットはコーヒー付で1,000円ほど。池田エライザさんご推奨のスパゲッティミートソースは、パスタと具が分かれて出てくるところにもこだわりを感じました。