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 TRAIN GALLERY >車両編
 失われ行く山陰路の気動車
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キハ181系

 キハ181系は昭和43年から47年にかけて158両が製造され、かつては北海道を除く全国各地で見ることが出来た気動車特急車両。 順次電化区間の開業とJR発足後に各社沿線に合った車両が開発された為、その働き場を追われ現在では山陰地区を中心に活躍するだけとなった。 しかし、その勇姿も2001年7月改正で大幅に削減され風前の灯火となる。 かつて山陰路で活躍したキハ181系特急は、以下の通りです。

2005年2月28日に「いそかぜ」が廃止になりキハ181系特急は「はまかぜ」のみとなった。

2010年11月7日から「はまかぜ」がキハ189系に置き換わり、キハ181系特急は絶滅した。

山陰本線特急「まつかぜ」(廃止)

1961年10月 京都〜松江
1964年3月 京都〜博多
1972年10月 新大阪〜鳥取
1982年7月 新大阪〜米子
1986年11月 廃止

播但線経由特急「はまかぜ」(キハ189系として現存)

1972年3月 大阪から播但線経由で山陰を結ぶ特急として誕生 大阪〜香住・浜坂・鳥取

山陰本線特急「あさしお」(廃止)

1972年10月 京都から山陰を結ぶ特急として誕生 1往復は宮津線廻りで運行された

1996年3月山陰本線園部〜綾部の電化に伴い廃止。「きのさき」にその座を譲る

伯備線経由特急「やくも」(電車特急として現存)

1965年10月 新大阪〜浜田
1972年3月 岡山〜出雲市・益田
1982年7月の伯備線・山陰本線の電化により電車化 岡山〜出雲市

山口線経由特急「おき」(新型車両キハ187系となり「スーパーおき」として現存)

1971年 新大阪〜出雲市を伯備線経由で結ぶ特急として誕生
1972年 山陽新幹線岡山開業に伴い「やくも」と改称
1975年3月 山陽新幹線博多開業に伴い 小郡〜鳥取を山口線経由で結ぶ特急として復活
2001年7月 新型のキハ187系が投入され「スーパーおき」と改称 小郡〜米子に短縮

智頭急行線経由特急「いなば」(新型車両キハ187系となり「スーパーいなば」として現存)

1996年 鳥取〜米子間を結ぶ特急として復活
1997年11月 「くにびき」に統合
1998年 岡山〜上郡〜鳥取間を智頭線経由で結ぶ特急として復活
2003年10月 新型のキハ187系が投入され「スーパーいなば」と改称 5往復へ増便。

智頭急行線経由特急「はくと」(廃止)

1994年12月智頭急行鉄道が開業と共に臨時列車扱いで誕生
1996年3月定期列車化
1997年11月 消滅→臨時列車として時々復活したこともある。

山陰本線特急「くにびき」(廃止)

1988年3月 米子〜益田
1996年3月 鳥取〜益田
1997年11月 「いなば」を「くにびき」に系統変更 鳥取〜米子
2001年7月 新型のキハ187系が投入され「スーパーくにびき」と改称 鳥取〜益田に延長
2003年10月 「スーパーまつかぜ」と改称

山陰本線特急「いそかぜ」(廃止)

1985年3月 米子〜博多
1993年3月 米子〜小倉
2001年7月 益田〜小倉間に短縮
2005年2月28日 廃止

キハ45系

 1966年に誕生した一般形気動車。両引のドアとセミクロスシート採用で大都市周辺線区に対応でき、近郊型に相当する。 写真の車両は1個エンジンの片運転台でキハ45形。上半分黄・下半分白の広島カラーに塗られている。 パノラミックウインドウを使用した前面窓を見る限り、外観的にはキハ40系と見分けがつかない。

キハ58系

 1961年に誕生した急行形気動車。山陰本線では、かつてはキハ58系急行の長大編成も見られた。 自分もかつて、山陰本線で絶滅寸前の急行列車「丹後」「但馬」「さんべ」に乗ったことがある。

津山線・因美線急行「砂丘」

1962年9月 宇野〜鳥取の準急として誕生
1968年10月 急行に昇格 宇野〜上井(倉吉)
1972年3月 岡山〜倉吉
1988年3月 岡山〜鳥取
1997年11月廃止
 グリーン車と普通車の合造車キロハ28系を連結、走行中に行われるタブレットの授受、沿線には腕木式信号機があり、 国鉄時代の急行列車全盛期を彷彿とさせるこの列車は、旅客列車唯一の走行中のタブレットの授受で人気が高かった。 津山〜智頭の因美線の貧弱な線路規格の為に制限速度25キロという区間が多く存在し、スピードアップが図れなかった。 智頭急行経由の鳥取〜岡山の特急「いなば」に昇格という形で、惜しまれつつ廃止された。

山陰路を走っている快速「石見ライナー」は、2001年7月にキハ58系から新型車両に置き換えられた。

キハ40系

 1977年から大量製作された一般形気動車。 地方線区で活躍する車両が多い為か、各線区毎に地方色化が進んでいる。 写真のような赤一色の国鉄標準色は極めて珍しい存在となっている 2001年11月に会社更生法の適用がなされた新潟鉄工所の作成。

120系

 JR西日本がローカル線の体質改善用に投入した軽快気動車。 2001年11月に会社更生法の適用がなされた新潟鉄工所の作成。 基本的に第3セクター向けの規格を受け継いでおり、フロントビューにはバックミラーがある。 三江線にも投入されるようになったが、トイレ設備がないのが少々問題である。

[参考文献 鉄道ジャーナル別冊No.24他]
特急おき
特急おき
181系フロントビュー
181系フロントビュー
181系バックビュー
181系バックビュー
181系サイドビュー
181系サイドビュー
181系乗降口
181系乗降口
益田駅構内の45系・58系
益田駅構内の45系・58系
益田駅構内の58系
益田駅構内の58系
58系急行砂丘
58系急行砂丘 鳥取駅にて
キロ59系ふれあいSAN-IN使用の砂丘
キロ59系ふれあいSAN-IN使用の砂丘 鳥取駅にて
キロハ28系急行砂丘グリーン車
キロハ28系急行砂丘グリーン車
58系急行砂丘サイドビュー
58系急行砂丘サイドビュー
58系快速石見ライナー 大田市駅にて1
58系快速石見ライナー 大田市駅にて1
58系快速石見ライナー 大田市駅にて2
58系快速石見ライナー 大田市駅にて2
赤一色の40系 浜田駅にて
赤一色の40系 浜田駅にて
広島色の40系 小郡駅にて
広島色の40系 小郡駅にて
三江線用120形 江津駅にて
三江線用120形 江津駅にて
木次線用120形 備後落合駅にて
木次線用120形 備後落合駅にて
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