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大糸線・北陸本線・上越線の旅
(青春18キップ利用)
 2003.01/18〜01/19
旅行者 まぶりん麻呂、ちえりん
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 先週の京都カフェ巡りに続き、2週連続の旅行である。一日目は鉄道・温泉・カフェ・街並の散策など盛り沢山。 二日目は、まる一日かけて18きっぷで日本海側を経由して帰って来るという壮大なプランとなった。 今回の計画にあたって帰路は4通りのプランを作成した。

1.松本(大糸線)糸魚川(北陸本線)直江津(信越本線)宮内(上越線)水上(上越線)高崎(高崎線)赤羽(埼京線)新宿
大糸線を堪能し、ひたすらJRを乗りまくって車窓を堪能する

2.松本(中央本線)中津川(中央本線)千種(名古屋地下鉄東山線)栄(名古屋地下鉄東山線)名古屋(東海道本線)藤沢
名古屋の蓬莱陣屋でひつまぶしを食べ、カフェに寄る

3.松本(中央本線)岡谷(飯田線)豊橋(東海道本線)藤沢
久々に長大ローカル線である飯田線を堪能する

4.松本(篠ノ井線)長野(飯山線)越後川口(上越線)六日町(上越線)水上(上越線)高崎(高崎線)赤羽(埼京線)新宿
雪深い冬の飯山線を堪能し、六日町の温泉で一息つく

名古屋には3年間住んでいたことがあり、食べたい物もたくさんあったので惹かれるものがあったのだが、 松本東急インの部屋から松本駅に発着する列車を見ているうちに、久々に18きっぷで効率良く長大な距離を乗り継ぐ 1のプランを実行することを決意するのは鉄道ファンならではの心理であろう。



 1/18
 八王子始発松本行の早朝の列車は2本ある。 今回は6時34分発を利用したが、もう1本早い列車だとかなり早起きしなければならないので、この時間の列車を使うのが現実的だろう。 八王子駅の中央線ホームでは、登山客がリュックを背負って待っている姿が目立った。 大月駅あたりを過ぎると、車内はいつも通りがらがらになる。 中央線の旅は竜王駅より徒歩で行く山口温泉へ何度か行っているので、竜王駅まで睡眠をたっぷりとる。 新府、穴山など武田家にゆかりのある駅名をの駅を過ぎる頃、目覚める。 この辺りは春になると桃の花が咲き誇り、桃源郷のような風景が展開されるはずなのだが、一度もお目にかかった事がない。 日野春駅ではスーパーあずさ1号が猛スピードで通り過ぎて行くのを目撃する。 定刻通りに運行していたが、茅野駅手前の踏み切りで線路内に車両が立ち往生していた模様で安全確認の為に茅野駅には5分ほど遅着する。 上諏訪駅では地元住民の方が大量に乗車してきて、たちまち車内は満席になる。 諏訪湖は今年氷結した湖面が割れる、御神渡りの現象が久々に起こったばかりだが、車窓からはさすがに確認することは出来なかった。 岡谷駅近くでは中央高速から長野道へ向かう岡谷JCを真下から見上げる格好になる。 塩尻駅では名古屋行きの特急しなのの接続があり、乗り換えの階段が最後尾の1号車付近に位置する為、 「乗り換えのお客様は早めに1号車へ移動するように」とかなり早い時点からアナウンスされていたが、 結局1号車へ向かった乗り換え客はアタッシュケースを持ったサラリーマン一人だけだった。 もともと停車時間などダイヤ上ではゆとりがある普通列車なので、松本には遅れを取り戻し定刻に到着する。 松本駅構内には特急あずさ・かいじに使用されているE257系や、スーパーあずさに使用されているE351系が体を休めている。

 駅前通りのケンタッキーの手前を左折して珈琲豆や珈琲器具を取り扱っている斎藤コーヒー店を探す。 定休日なのか時間が早いせいか残念ながら店は閉まっている。今度は通りの向かい側にある「珈琲美学ABE」を探す。 あまりに駅に近い所にありすぎて気を付けて見ていなかったのでJTBの所まで来てしまってから引き返す。 駅前の喫茶店にしてはなかなか広い店内には松本家具が置かれ、レトロなランプの照明で、いい雰囲気である。 新聞と雑誌をひとつずつ持ってきて、しばしくつろぐ。間もなくコーヒーが運ばれてくる。 店名が入った細長いカップには濃い目のコーヒーが満たされている。 飲んでみて納得の深炒りコーヒーで、美学と謳っているだけの本格的なネルドリップの美味しい珈琲が350円で飲めるのが嬉しい。 やはり、東京などの都市部の物価は地方に比べて高いのだろうか? 広い店内だが、トイレの周りだけがなぜか誰も座ろうとしない。その訳はトイレットペーパーをカラカラと引き出す音が響いて、 店内にまで聞こえるからであった。このような無粋な騒音でゆったりとした時間を邪魔されるのは少々残念な気がした。 モーニングセットはないが、サイドオーダーとしてゆで卵、ベーコン、ホットサンドなど単品で安い多くのメニューがあった。 朝7時から営業している為、顧客の細かいニーズに応えているようで好感が持てた。 すぐ裏にあるエスパというビルの中のバスターミナルへ行き、地下のバスチケット券売機で松本電鉄バス浅間線の終点浅間温泉までのチケットを2枚購入する。 乗り場は1階にあり、階段を登って行くと丁度浅間温泉行きのバスがやって来た。 沿線にある信州大学ではこの日センター試験が行われており、受験生の為にバスが増発されていた模様。

 浅間温泉を訪れるのは今回で三度目になる。一度目は高校の同窓生と夏休みに一泊二日の旅行で、二度目は昨年の6月の温泉巡り。 今回は、どうしても入っておきたいお湯と気になる蕎麦屋があったので訪れてみた。 終点の浅間温泉BTまで乗り通したのには訳がある。かつて松本から浅間温泉へ伸びていた松本電鉄浅間線の終着駅が バスターミナルとして使われているからだ。また、松本電鉄バスの路線図に浅間温泉から美ヶ原温泉への路線が描かれていたので、 運行しているかどうか確認したかったからだ。バス停の行先表示にも時刻表にも美ヶ原温泉行は存在しない。 浅間温泉BTの案内所で尋ねると、タクシーで行っても所要時間10分くらいとのこと。 松本の名物と言えば蕎麦が挙げられるが、浅間温泉街にも「あるぷす」という名店がある。 まず、店に入って目を引いたのは石臼が置いてあることだ。インテリアではなく実際に蕎麦の実を挽く事が出来る。 自分は「アルプス水蕎麦」(二枚盛り)と地酒を注文する。 突き出しで出された蕎麦ピザは、いわゆる蕎麦の薄焼きよりも若者にも受けそうな感じがした。 水蕎麦とは、厳選された新行産の蕎麦を石臼で挽き、蕎麦つゆの他に出される還元水という水で食べるのが最大の特色だ。 一口食べてみて蕎麦本来の味が感じられ驚いた。蕎麦はつゆをつけて食べるという既製概念を打ち破るほどの逸品だ。 ツユは若干からめで好きな感じだったが、水をつけて食べる方が美味しく、水のお代わりを欲しかったくらいだった。 妻はちなみに人気の丼物とかけ蕎麦のセットを注文した。蕎麦屋なのにぜんざいやコーヒーもあり、なかなか利用価値が高い店である。

 前回来た時には知らなかったのだが、外来でも入浴出来るという柳の湯とすっかりお気に入りとなった北せんきの湯に入って すっかり体がポカポカになって温泉街の坂道を気持良く下りて行く。 これから美ヶ原温泉へ向かうことにしているので、タクシーの営業所で車を呼ぶと5分くらいでやって来た。 美ヶ原温泉唯一の共同浴場である白糸浴場は2003年7月に新しい建物に建て替えられるそうなので、 古くからあるくたびれた外観の現在の共同浴場の風情を味わっておこうと思った。 お湯自体は透明で特にこれと言って特徴がないのだが、特筆すべきなのはお湯をペットボトルへ入れて持ち帰る客が多かったことだ。 試しに飲んでみるとこれがなかなか美味しかった。浴室は昔ながらの普通の銭湯といった感じで特徴はない。 入った時に脱衣場に人が溢れ、床に座り込むおじさんがたくさんいて、こんなに混雑している温泉も久しぶりだった。 白糸浴場よりも隣にあった旅館すぎもとの歴史を感じさせる佇まいに惚れ込んでしまった。 この旅館は、雑誌で度々料理の美味しい温泉旅館として取り上げられているので気になる存在ではある。

 美ヶ原温泉から松本BT行きのバスに乗り、八十二銀行前で下車する。 女鳥羽川沿いの縄手通りをそぞろ歩き、前回来た時はサッカーのワールドカップの日本vsチュニジア戦の試合中だったことを思い出す。 縄手通りはカエルをイメージキャラクターとしており、巨大なカエルのぬいぐるみやカエルの置物、土産物まで揃っている。 鯛焼きたこ焼き、パン屋、花屋、古道具店、古本屋などが並ぶ中に古い映画館や神社があり、毎日が縁日みたいな楽しい通りだ。

 前回と同様女鳥羽川を渡り、対岸にある中町のお店を覗いてみる。 翁堂では菓子をバラ売りしてもらい、奥でお茶をいただきながら置いてあったガイドブックで情報収集を行う。 中町は昔ながらの蔵造りなど古い街並みを生かした商店街で、さりげなく松本民具が飾られていたりする。 中町に訪れる度に必ず立ち寄るこだわりの陶器の陶片木という店に入ってみた。 この店は来る度に店内のレイアウトや商品が変わり、マスコット的存在の巨大な飼い猫が印象的である。 まず目に付いたのがスタンディングタイプの木製のバターナイフとジャムスプーンである。 素材の違う三種類のものがあったが、悩んだ挙句一番シンプルなものを買った。 セットで5000円と少々値が張る買い物になったが、次に使う人の為にテーブルに置いておくだけなのが便利でこれはおすすめ。 聞けば店主自らの手作りだそうで、ほとんど出回っていないそうだ。確かにこういう優れものはお目にかかったことがない。 素材のいいこともさる事ながら、そのまま食器棚やテーブルに置いておけば、さりげないインテリアにもなる。

 すっかり夜の帳が降りる頃となり女鳥羽川を渡る橋から満月が見え、縄手通りの灯りと共に幻想的な風情を醸し出している。 松本城では氷の彫刻のイベントがあるというので出掛けてみたのだが、初日ということで準備段階であった。 八十二銀行前の階段には氷の入れ物に火が灯され、観光客のフラッシュを盛んに浴びていた。 夕食は本日の宿、松本東急イン近くの松本バスターミナル裏にある民芸レストラン盛よしを選んでみた。 工夫を凝らした揚げ物やハンバーグに 大盛りのライス、みそ汁、サラダがつき味・ボリュームとも申し分なし。 味噌は自宅の味噌部屋で熟成させた自家製。定食のみそ汁は味噌豆のつぶつぶが入っています。 松本民芸家具で統一され、落ち着いた雰囲気もいい。カツ、特にヒレカツが旨いのが有名。 いわゆる洋食が食べたければ、たいてい外れがないと思われる。

 松本バスターミナルが入っている駅前のエスパの地下で長野の地酒、つまみ、翌朝の朝食を買ってからホテルへ戻る。 松本の定宿となりつつある松本東急インは、窓から松本駅構内が見渡せるのが鉄道ファンにとって嬉しい。 汽笛が鳴る度に窓辺から列車が行き交う様を見ていると、時間が過ぎるのを忘れてしまいそうだ。



 1/19
 松本から久しぶりに大糸線に乗って北へ向かう。一時期白馬方面へ毎夏出掛けていた時期があり、この方面は庭と化していたが、 大糸線に乗るのは南小谷駅でJR(在来線)完乗を果たした時以来になる。 この日は北アルプスの雪山の眺めは霞んでいて、今ひとつ冴えない天候だった。 豊科を過ぎる辺りから雪景色に変わり、穂高付近からぼんやりと雪山が見え始める。 信濃大町を過ぎると途端に雪深くなり、木崎湖・中綱湖・青木湖のいわゆる仁科三湖の湖岸はあたり一面白の世界が広がり、 乗客の視線は進行方向左側の車窓に釘付けになる。 ヤナバスキー場前ではスキー客の半分くらいが下車する。 駅のすぐそばにはヤナバスキー場があり、これだけ駅に近いので松本近郊からのスキー客が多いのもうなづける。 神城駅からは白馬の山並みがようやく全貌を現し始め、ホームに降りた熟年の女性グループが記念撮影をしているのもうなづけた。 白馬三山の眺めは、白馬〜信濃森上の松川にかかる橋梁から見るのが遮るものがなく最高だが、列車ではあっという間に通過してしまう。 信濃大町、白馬で大半が降りてしまい、辺りを見渡すと18きっぷ利用の鉄道ファンと思しき人達ばかりだった。 おもむろに一眼レフを取り出して撮影を始める人もいて、それが若い女性だったりするので意外な感じがした。 この日は大糸線に臨時列車アストルが乗り入れたそうで、そのせいで鉄道ファンが目立ったのかもしれない。

 南小谷では乗り継ぎまでしばらく時間があったので、駅舎を撮影していると折り返しの2両編成のキハ52が入線してきた。 驚いたことに添乗員が旗を持って先導する団体客がぞろぞろと降りてきて、このときばかりはホームが賑わっていた。 駅の駐車場には観光バスが停まっていたので、それに乗り換えてどこかへ出掛けるのであろう。 いずれにしても一部区間であれ、存続自体が危ぶまれている大糸線のいわゆる北線を団体客が利用するのは大歓迎だ。 ボックスシートの一角を確保してから、手早くキハ52の撮影を済ませる。 入線から発車までの時間が短いのでじっくり構図を考えている暇などない。 キハ52はなにせ現役最古の型の気動車なので、いつまでこの車両を見ることが出来るか分からないという危機感がある。

 車端部はロングシート化され、料金箱が設置されワンマン仕様であるが、車掌?が乗務しておりオレンジカードをしきりに宣伝していた。 窓の下には栓抜きがあり懐かく感じたが、実際にこの備え付けの栓抜きを使った覚えがないのが残念である。 昨年秋のダイヤ改正(改悪?)により平岩駅の無人化、ダイヤの見直しにより減便された大糸北線は、 北陸新幹線開業を目途に廃止へのカウントダウンを始めているとしか思えないJR西日本の施策である。 乗降客はほとんど皆無で、途中で乗ってきたのは平岩駅からおばあさんが乗ってきただけだった。 車で何度も通ったことのある北小谷駅手前の国道の橋も新しい橋に架け替えられ、 現在の道の駅おたりのある姫川左岸や集中豪雨の被害が最も激しかった小滝駅周辺は、前回訪れた大糸線復旧直後に比べれば 災害の痕跡は全くと言っていいほど見当たらなかった。 集中豪雨による不通からの復旧後は利用客が減少し、今回のダイヤ改正では追い討ちをかけるように普通列車が減便され、 スーパーあずさも2往復が南小谷まで乗り入れていたが、1往復が白馬〜南小谷が季節運転になってしまった。

 終着の糸魚川では乗り継ぎの時間がたっぷりあったので、雪山や検車庫をバックにキハ52に名残を惜しむように撮影した。 駅に隣接しているひすい王国館という建物で土産物を物色したが、結局買ったのは荷物にならないように烏賊の塩辛だけだった。 ホームに戻ってみると国鉄色の車両が停車しているではないか!急行シュプールが入換作業をしていた模様で、数分間停車しただけで あっさりといなくなってしまった。直江津から乗ったのは寝台車を近郊型に改造した419系。 白地に青帯を巻き、TOWNトレインというヘッドマークを掲げ、扉は寝台列車の名残を残す折戸、座席は寝台に使っていただけあって シートピッチ、シート間隔とも非常にゆったりしており普通列車では最上級の居住性を誇る。 糸魚川〜梶屋敷の間には交流と直流を切り替える為のデッドセクションというものがが存在する。 北陸本線の電化は、基本的には60Hzであるが、日本の電力系統の周波数は、糸魚川から富士川付近を境として 西は交流20000V・60Hz、東は直流1500V・50Hzに二分されている。 糸魚川付近に50Hz/60Hz交直セクションを設け、北陸本線東端区間(梶屋敷〜直江津)は昭和44年9月に直流電化された。 419系はこのデッドセクションを通過する時に必要な交直機器を搭載しており、 数秒間車内の電気が消え交流と直流の切り替えが行われる。

 直江津駅では丁度昼時だったので、列車が到着すると駅弁の立売のおばちゃん達がやって来た。 「暖かい出来たてだよ!」というおばちゃんの方の駅弁を2つ買い求める。 コンビニの普及で地方でも駅弁の売上が落ちているようで、駅弁を購入したのは我々を含め数えるほどしかいなかった。 犀潟から六日町へショートカットする北越急行を利用する選択肢もあったのだが、 青海川付近の日本海の眺めが見たくて、予定通り信越本線宮内駅まで行き、上越線に乗り換えることにする。 乗り換えの1335Mは折り返し運転である為、発車の30分以上前に乗車することが出来、車内で昼食をとることにする。 その合間を縫って下り普通列車、特急北越、ほくほく線普通列車を撮影したり、意外とすることが多くて退屈することはない。 波打ち際にある駅というのは日本全国に多いが、一番印象に残っているのが信越本線青海川駅と予讃線下灘駅だ。 後者は南国のイメージのみだが、青海川は冬の時期にしか通りかかったことがないので、夏の海水浴シーズンに訪れてみたい。 運のいいことに駅名票と日本海がばっちり撮影出来る場所に乗車していたので、ドアが開いた瞬間を狙って記念撮影を敢行する。 荒れ狂う日本海をバックにしたホームはいつ見ても素晴らしい。 鉄道ファンと思しき乗客の熱い視線を感じながら夢中でシャッターを切る。 停車中の列車から撮影したデジカメの撮影の中で、かなり出来映えの良いものが撮れて満足出来た。 今度は駅名どおり、真夏の青い海をこの駅のホームから眺めてみたいものだ。

 宮内から上越線に乗り換える。糸魚川からずっと海岸沿いを走ってきたのでほとんど積雪がなかったのだが、 越後川口を過ぎるあたりから豪雪地帯に入る。特に越後堀之内駅の積雪は多分3メートル近くはあったと思われる。 スキー人気が衰えたとはいえ、この時期はスキー場近くの駅で乗降客が目立つ。 上越国際スキー場、越後湯沢では乗降客の入れ替わりが激しい。 終点の水上では乗り継ぎの954Mの席取りの為に猛ダッシュをした甲斐あって、なんとかボックス席の窓際を確保する。

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