国鉄では「列車行先札」の電報略号を「サボ」としていた。これは、「サインボード」の略称といわれる。
その他にも、中・長距離列車が機関車牽引の客車列車を中心とした時代、行き先は車体側面に表示されるのが一般的だったため、それを意味する「サイドボード」や「サービスボード」の略であるという説もある。
行先標の設置方式(「サボ受け」の形状)には差込式、落し込み式、吊り下げ式の3種類があり、また、サボ受けの設置場所も車両により様々である。
JR四国では特に行先標示板としてサボが主流だった時代が長く、1枚目の写真は高松駅構内にあったサボ置き場を撮影した貴重なものです。
サボは鉄道マニアによって盗難に遭うケースが多く、酷い時にはダンボールに手書きのサボを見かけたこともありました。