283系オーシャンアロー
「オーシャンアロー」は、1996年7月31日から1日3往復で運転を開始した京都・新大阪〜新宮間を最速で結ぶ特急列車。
基本編成である6両編成2本(計12両)と、付属編成の3両編成2本(計6両)の計18両のみ製造された。
基本編成の新宮方先頭車両と付属編成のうち1本の京都方先頭車両が非貫通のパノラマ型グリーン車である。
6両編成が基本だが、繁忙期は9両編成で運転する日もある。
撮影した当日は幸運にも9両編成で運転され、前後とも非貫通のパノラマ型グリーン車が見られた。
VVVFインバータ制御、制御式自然振り子機構、JR西日本の在来線で初めてシングルアーム式パンタが採用された。
阪和線色の鮮やかなマリンブルーが印象的で、先頭車の鼻先と目はイルカをイメージしている。
近鉄の23000系伊勢志摩ライナーに非常に酷似しており、非貫通の先頭車両を一見すると姉妹車両かと思ってしまう。
取材年月日 2001年7月21日