F-TRAIN
小田急電鉄株式会社は2011年8月3日から、「ドラえもん」、「パーマン」、「キテレツ大百科」、「エスパー魔美」、「チンプイ」、「21エモン」などの藤子・F・不二雄さんの代表的10作品の人気キャラクターが車両外観をカラフルに彩った3000形3493編成の特別電車『小田急 F-Train(エフ トレイン)』を小田急線全線で運行開始した。藤子・F・不二雄さんの「F」と夢のある未来へ走っていく列車となるようFutureの「F」を取ってF-TRAINと名付けられた。
2011年9月3日に「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」が川崎市多摩区でオープンすることを記念するもので、車両外観のほか車内の窓上やドア上ポスターには7作品のキャラクターが登場し、指挟み防止ステッカーには「ドラえもん」と「ドラミちゃん」が「ひらくドアに気をつけてね」とやさしく注意喚起し、吊革ステッカーは「ドラえもん」の鈴、「エスパー魔美」のハート型のブローチと「パーマン」のパーマンバッチがあしらわれていた。
車体一面の広告物等の表示面積の合計が、当該外面面積の10分の1以下としなければならないと定められた東京都屋外広告物条例に抵触していることが判明した為、2011年9月30日に惜しまれながら運行が取りやめになった。その後、4両編成の外面はラッピングを剥がされ、内装は全て残して引き続き運行された。6両編成はドア部分のステッカーのみを残して全て元通りに直されて運行された。
取材年月日 2011年8月4日