東京カフェマニアでとりあげられていたのを見て、かねてより行きたかったカフェ。コーヒー豆の買い付けに行っているのであろうか長期の夏休みがようやく開けた9月半ばにようやく行くことが出来た。子供を近所のカフェへ連れて行ったことがあるが、電車に揺られてカフェへ出掛けたのは初めてだった。遠くても電車で片道30分以内、禁煙でないとゆっくり楽しめない。そういった厳しい条件をクリアするカフェはほとんど皆無だと諦めていた矢先にこのカフェを見つけた。実際に行ってみて、これほど自分の理想が実現されているカフェにようやく巡り合えた気がした。子供連れのお母さんが気軽に立ち寄れるようにというお店のコンセプトからして禁煙だと思いますし、テーブルには灰皿がなかったので禁煙と判断しました。第一印象は下北沢の一番人気のカフェCICOUTE CAFEの店内から緑が見える感じと言ったら分かりやすいかもしれない。お店のHPを拝見したら、やはり以前は下北沢に店を構えていたそうだ。下北沢に出店していた当時はお店で天然酵母パンを販売していたそうだ。現在はネットショッピングでパンや自家焙煎のコーヒー豆を買うことが出来る。ますますCICOUTE CAFEに似ていて、このカフェはかなり奥が深そうな予感がする。
お店は道路よりも高い場所に建っているので階段が設置されているのだが、車椅子対応?かと思われるスロープがついていた。ベビーカーには幅が合わないスロープだが、片輪走行させることによって無事通過することが出来た。既存の住宅を改築しているようで、入ってすぐのガラス張りのスペースは後から増築されたものだろう。かつてお子さんが使ったのであろうチェコ製?のお馬さんの遊具がさりげなく置いてある。左側はアロマ、陶器、書籍などの陳列棚、右側はキッチン、キャッシャー、自家焙煎のコーヒー豆の販売コーナーになっている。流石に下北沢でお店を開いていただけあって、店内はなごみ系カフェのテイストに満ち溢れている。特に期待していたキッズスペースは狭い空間ながら子供を座らせて遊ばせることの出来るおもちゃが沢山あり、感心させられた。
ランチメニューは3日置きに変わるというベジタップリランチとオリジナルカレーランチである。ご飯は三分搗きで、惣菜は体に良さそうな野菜が中心。なんとなく京都のおばんざいカフェ九里九馬を彷彿とさせる。ただしご飯の量が少ないのは、女性客向けの量なのだろう。ご飯を大盛にすれば300円とられるので、男性客にはカレーをおすすめする。一番楽しみにしていたコーヒーはカヲリブレンドというブラジル・コロンビア・グアテマラをブレンドしたものだった。深炒りの豆なのだが、くどくなくて意外とあっさりとした飲み口は万人向けだ。普段自宅で濃い目にコーヒーを淹れる習慣がついている自分にとっては少々物足りない感じがしたが、これはこれでかなり美味しいコーヒーだ。ホットコーヒーの値段の設定が300円くらいで手頃なのは、京都の名店六曜社を彷彿させて感心した。