下北沢駅は井の頭線の乗り継ぎで利用することは少なくないのだが、実際に降りてみることはほとんどなかったので今回少々探検気分で浮かれていた。そして今日は今週一番楽しみにしているCICOUTE CAFEへ行くので、朝から上機嫌だった。毎日行き帰りの車窓から見えるスポーツクラブエグザスの近くにあるのだが、車窓からはCICOUTE CAFEはちょうど死角になって見えない。席について店員さんがメニューを持ってきてくれたのだが、何だか様子が変だ。嫌な予感がしたが、予想通り「今日は惣菜が終わってしまったのでセットメニューは出来ません。」と言われ、早々に退散する。休日に出直すことにしよう。来る途中に見つけておいたbio ojiyan sweetへと駅までの道を引き返す。今時のカフェ風であるがガラス戸になっており、和の雰囲気が漂う。それにしても、店の面積に対して恐ろしく席数が多い店で、焼肉屋みたいというのが第一印象だ。それでも、席数が少ないながら禁煙席が設けられており、そういう点では評価出来よう。原宿にあるbio ojiyan cafeの2店目として2002年にオープンしたbio sweets(現bio ojiyan cafe 下北沢)は、1号店のbio ojiyan cafeの名前も併記されていて正式な店名がどっちなのだか分からなくなる。この話題は東京カフェマニアの掲示板でも取り上げられ、牡丹さんとえりぞうさんのおかげで正式な店名が判明しました。bio sweets by ojiyan cafe(現bio ojiyan cafe 下北沢)だそうです。そう言えば、店の入り口とか窓ガラスとかにそんな名前が書いてあったような気がする。
さてメニューを見るとお目当てのスウィーツがない?店員さんはフードメニューとドリンクメニューを持ってきてくれたのだが、恐らくスウィーツメニューが存在するものと思われる。もっともカフェで食事をすることが今回のプロジェクトの趣旨なので、今日は食事のみをしっかりいただくことにする。もちろんこの店はおじやが売りなのなのだが、定食や一品料理も町の定食屋並に安いのであるので目移りしてしまう。最近、束の間の独身生活ですっかりベジタリアンになってしまい、魚こそ食べるが肉はあまり食べたい気がしない。おじやは一人前のMサイズと大盛のLサイズがある。胃袋が小さいのでMサイズ500円とトッピングに梅肉150円を注文する。トッピングメニューに納豆がなかったので、温泉卵と納豆のサラダ890円を注文するという裏技を繰り出す。このサラダはニンジン、ゴボウ、レタス、香草などが入ったサラダの上に納豆、温泉卵、粉チーズがトッピングされ和風ドレッシングがかかっていてそのまま食べても美味しいが、食べている途中からサラダをおじやの上にかけて食べたのは言うまでもない。肝心のおじやは卵でとじてあり、想像していたよりもボリュームがあった。トッピングには海苔が2枚、たこ足型に切ったウインナー、それとなぜか揚げパンが突き刺さっていた。揚げパンはデザート代わりなのだろうか?もしかしたらbio sweets(現bio ojiyan cafe 下北沢)だけのものなのか?原宿にあるbio ojiyan cafeには揚げパンは付くのだろうか?懐と胃に優しいおじやカフェとしてはもちろん、アルコールメニューも豊富なのでおやじも気軽に入れる、特に寒い冬の日に温かいおじやを食べに来たいカフェだ。