伊香保温泉と四万温泉の間くらいの場所に大塚温泉金井旅館という知る人ぞ知る温泉がある。
開湯600年の歴史があり、戦国時代は真田系の武将の傷を癒したそうだ。
中庭にある石碑には「ぬるくとも 効能あつき湯の徳は 田から和喜来る 人に会ふ塚(おおづか)」という出典不明な古人の歌が残されている。
毎分800gという贅沢な湯量、34度の源泉が源泉掛け流しなのが嬉しい。新館の浴室は加温38度、加温41度の浴槽がある。
山梨にはぬるい湯の温泉が多数あるが、熱いお湯が主流の群馬では貴重なぬる湯だ。
駐車場から振り返ると立派な新館の建物が目を引く。
お部屋にシャワートイレがあり、なんと1泊2食6,800円という信じられないくらい値段で泊まれる奇跡の宿だ。
旧館も現役で常連の長期湯治客が主に利用するらしい。
日帰りの受け付けは新館の玄関ではなく、新館の裏口で行う。
中庭を通って進むと左側に新館の扉があり、こちらには男女別内湯と混浴露天風呂がある。
右側に旧館の扉があり、混浴の岩風呂がある。
無色透明のアルカリ単純泉だと侮るなかれ、ここの湯は鮮度が良く細かい泡が肌にまとわりつく。
ぬるいお湯は体に負担がかからず長時間入っていられるのでお湯が汚れないか心配になるが、湯量が豊富なため常に新しいお湯が掛け流されているので問題ない。
男女別内湯には、加温浴槽が38度と41度の2種類あるので、変化を楽しむことができるので飽きることがない。
洗い場には宿泊者用なのだろうが、シャワー、リンスインシャンプー、ボディーソープが備え付けられている。
男女別内湯の外側にはプールのように広い混浴露天風呂がある。
男女別内湯から直接行くことが出来、水着での入浴は禁止されているが、バスタオル巻きや湯あみ着の着用は許されている。
ただし源泉温度が低いため、温かい季節限定となっている。
春は3月くらいから秋は11月くらいまで入りたいという需要がるそうで、事前に連絡すればお湯を張ってくれるそうだ。
旧館の混浴岩風呂、旧館自体があまりにボロくて少々怖いホラー系の趣を感じるが、ここの圧倒的な湯量には驚かされた。
湯治場の風情が溢れる岩の間からはすさまじい勢いでお湯があふれ出ている。
あまりに湯の出が激しいためか、ビニールシートで覆われているほどだ。
今時珍しい混浴を残しているのは、一人で入浴できない補佐する方が必要な方、夫婦や家族で訪れる湯治客への配慮だという。
大塚温泉が一番素晴らしいのは、飲泉出来る優しいお湯だからだ。
館内では水道水は一切使っていないらしく、シャワーや中庭の池にも源泉が使われ、宿泊棟の食事の煮炊きにも源泉が使われている。











































