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松之山温泉 凌雲閣付近の地図
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松之山温泉 ★★★★☆
鷹が傷をいやした松之山温泉発祥の湯
 施設名  松之山温泉センター鷹の湯
 住所  新潟県十日町市松之山湯本18-1
 電話番号  025-596-2221
 営業時間   (4月〜11月)午前10時〜午後9時30分
  (午後10時閉館)
  (12月〜3月)午前10時〜午後8時30分
  (午後9時閉館)
 定休日   第2・第4木曜日
  休館日が祝日の場合は次の日休み
 料金   500円(17時以降400円)
  12歳未満200円、小学生未満無料
 源泉  鷹の湯
 泉質  ナトリウム・カルシウム−塩化物泉
 HP   http://www.matunoyama.net/
  02_onsen.html
 取材年月日  2007年3月3日
 松之山温泉と言えば、婿投げが有名である。泉鏡花文学賞を受賞した鉄道紀行作家宮脇俊三先生の鉄道ミステリー小説「殺意の風景」で知り、いつの日か豪雪地帯である松之山温泉を訪れたいと思っていた。小説の中の婿投げは、豪雪地帯の巻(松之山温泉)に書かれている。婿投げとは嫁をもらった婿さんを観音堂から放り投げる習慣。雪があるから大丈夫。歓迎会のおり皆私を抱えあげた。下は除雪されたコンクリートの道!

 まつだい駅から宿泊先の凌雲閣の送迎者で着いたら、すぐさま鷹の湯へ向かった。3月のはじめだというのにあたりは雪国の風景が広がる。凌雲閣から松之山の温泉街までは少し距離があり、3歳の息子も初めての雪の風景に興奮気味に楽しんでくれていたようだ。

 松之山温泉は南北朝時代に発見される。一羽の鷹が傷を癒しているのを見て、木こりが源泉を発見したとされている。松之山には鷹の湯、庚申の湯、鏡の湯、湯田の湯、じょうもんの湯、湯坂の湯、翠の湯という七つの源泉があるが。まさにその由来となった鷹の名を冠した鷹の湯は絶対に外せない。

 内湯は緑がかったわすかに白濁したお湯だが、カルキ臭を感じたので早々に併設された露天へ向かう。階段を下りていくと内湯で感じたカルキ臭は感じられず、その代わり松之山特有の石油臭を感じた。内湯、露天とも循環に差し湯程度のかけ流しなのだろうが、塩素消毒の有無をはっきりと感じられるのは珍しい。

 露天では飲泉してみた。凌雲閣の源泉鏡の湯と比べると明らかに鷹の湯の方が苦みを強く感じられた。苦みの成分は何だろうと両者の成分分析表を比べてみたら、カリウムイオン(K+ )の量に違いを発見した。鏡の湯に比べ鷹の湯は三割増しだ。カリウムイオン(K+ )は塩味というよりはほろ苦いような(純粋な塩味と異なる)味を生ずるということらしい。
鷹の湯温泉分析表
鷹の湯温泉分析表
鷹の湯内湯1
鷹の湯内湯1
鷹の湯内湯2
鷹の湯内湯2
鷹の湯内湯3
鷹の湯内湯3
鷹の湯内湯4
鷹の湯内湯4
鷹の湯露天1
鷹の湯露天1
鷹の湯露天2
鷹の湯露天2
鷹の湯露天3
鷹の湯露天3
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