はじめに断っておきます。渋温泉のお湯は入る時間帯によって湯温が非常に異なるという事実があります。源泉温度が高いがゆえに混雑する夕方の時間帯では激しく加水される為、少々物足りないものがあります。目洗いの湯ということで名前からして効きそうな名前が印象に残る。外来客も入れる大湯を除く外湯の中では恐らく最大の広さを誇る。浴槽と床がヒノキ造りで、浴室が鰻の寝床のように(約1m×約3m)なっていることも相まって非常に落ち着いた雰囲気になっている。これぞ由緒正しき外湯といったお手本のようである。
高温のお湯の多い渋温泉の中でも比較的温めの湯。とは言ったものの普通に比べればやや熱めの湯。卵臭のする透明な湯の中に白い溶き卵状の湯の花が美しい。ここは一番気に入ったので外湯巡りの中で二度入ってみました。ここのお湯の魅力は浴槽が長方形の為、湯口と湯尻で湯温の高い所と低い所がはっきりしており、気分次第で選べること。浴槽が大きい為源泉投入量が相対的に多いので湯が新鮮なことと、床に横になってトドれること。昔から大勢の人が目の病いを癒したと言われ、目に効く温泉。肌がきれいになる美人の湯とも言われている。