花渕荘があまりにも期待はずれだったので、屋代さんに頼んでもう1軒連れて行ってもらうことにしました。
中山平温泉駅前に静態保存されているSLが浴室から見えるという情報をキャッチしていたので、案内してもらうことにしました。
駅前とは言えないが丁度駅の反対側に面しており、駅前よりもホームからはかなり至近距離にある宿なのでかなり期待出来そうだと思った。男性の脱衣所の窓を開けると目の前に線路と駅のホームがある。そしてお目当てのSLはばっちり目の前にあった。浴室の鎧戸状になったガラス窓からもSLを垣間見ることが出来、鉄道ファンとしては感慨もひとしおです。
お湯は純重曹泉ということだが、中山平特有のヌルヌル感はかすかに感じられる程度のものでした。
ここのお風呂は非常に清潔感が溢れていて出てくる透明なお湯もきれいに感じられた。
重曹というのは独特な臭いがするものだが、ここのお湯はアンモニア臭の混ざったような臭いがした。
成分分析表でアンモニウムイオン(NH4+)が0.3mg含まれているからであろうか?
小ぶりながら湯量に見合ったいい湯使いをしているお手本のようなお湯で、お湯自体よりもそれをとりまく環境や雰囲気の良い庭園を見ながら湯浴み出来るところにここの魅力があるのかもしれない。