丸進別館の興奮も冷めやらぬうちに屋代さんの車で花渕荘に到着。
かつてここは、中山平温泉一ヌルヌルするお湯と評されたことがあるので、ひょっとしたらというかすかな期待感を抱いて立ち寄ってみました。
結果から言うとお湯の関しては全くのハズレでした。
単純泉の内湯は循環とのことなので、露天風呂へ向かうと立派な庭園がありそこそこの高級感が感じられた。
まず一人用の単純泉使用の岩をくりぬいた湯船に浸かってみる。
お湯自体には特徴はないが、目線の高さゆえに優越感をもってゆっくりつかれるかと思いきや底の方にはコケがいっぱいでした。
2歳の息子を入れてみると、物珍しいからか結構気に入って興味深そうにいろいろ眺めていた。
いよいよ露天風呂に入ると、かつて中山平一のヌルヌル感と絶賛されたお湯はいろいろな方々の体験談にあるヌルヌル感が全く感じられなかった。丸進さんの次だったからかもしれないが、お湯の色が白濁したり、エメラルドグリーンになったり、抹茶ミルク色になったりすると言われるお湯とは到底信じられないお湯だった。
露天はそれなりに湯ノ花が浮かびさすがに循環ではないと思われたが、一番信じられなかったのは時々間欠泉的に別の湯口から泥水のような汚れたお湯が出てきたことだった。
案内してくださった屋代さんや宿のご主人にはその場ではその旨を言わなかったが、後になってみればあの汚れたお湯は何だったんだろうと非常に疑問を抱くようになった。