田の原温泉へ向かうと雨から雹に変わり、川沿いに「男はつらいよ」のロケに使われた大朗館を発見。 隣りにはレトロなグリーンの外観がいい味をだしている田の原共同浴場がある。 中へ入るといきなり浴槽があり、一応壁があるが男湯と女湯は通り抜けできる構造になっている。 もしかしたら真ん中の壁は後から作られたもので創建当時は混浴だったと思われる。
脱衣スペースの所に入浴料の案内の貼り紙と料金箱があり、そこへ200円を入れて早速入る。 浴槽の内側は析出した温泉の成分の為か黒くなっているが、透明なお湯だ。 浴槽は大きめだがなんとなく風呂場というより、昔の洗濯場といった風情だ。 確かに洗い物をしないようにという貼り紙がしてあったのには、思わず納得させられた。 男湯と女湯の仕切りの壁は思いの外低い。 こういった造りは古くからある共同浴場によく見られ、個人的には気に入っている。