高松築港駅
高松に来たのは21年ぶりだ。ただし今回はプライベートではなく仕事である。
2017年4月〜6月に行われる四国デスティネーションキャンペーンに際しての1年前の旅行会社等の関係者を対象にしたプレイベントの研修旅行だ。
栗林公園を見学した後に高松駅前のホテルでの受付を済ませ、初日のイベントは夕方からだったので、合間の時間に高松築港駅を訪れてみた。
JR高松駅および高松港周辺区は、「サンポート高松」と呼ばれる再開発地区にあたり、高松駅自体があった場所には高層ホテルが立ち並び港町の風情が一変していた。
高松城址の玉藻公園のお堀端を走る電車からは石垣と艮櫓が眺められることで有名だ。
玉藻公園は高松城址を公園として整備されたもので、生い茂った松林の手前に高松築港駅は昔の姿のままであった。
ホームの向こう側には、海水を引き入れた堀に二の丸と本丸を結ぶ鞘橋という屋根付きの橋がかかり、玉藻公園が借景となっている。
この景色は鉄道文化が生んだ傑作であり、高松市のシンボルとしてアピールしていくべきだと感じた。
取材年月日2016年5月11日