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 TRAIN GALLERY  >駅舎編
 飯田線 金野駅
 人の手の温もりを感じるホームの花
飯田線・きのくにシーサイド・白浜温泉・京都カフェ巡り

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田本駅

 金野駅は先程訪れた田本に比べると駅の敷地として十分な平らな土地がある為開けているせいか、少々インパクトに欠ける。 鉄道の隣り合った駅を並べて人名のように読ませるるというお遊びがあるが、飯田線にも金野千代というおばあちゃん?がいる。 ちなみに女優の松本莉緒の本名は、「金野」が苗字で隣の千代駅の「千代」が下の名前である。 最近駅名や列車名などを題材にした「鉄道むすめ」という美少女キャラクターのフィギュアが流行しているが、金野千代は絶対採用されないでしょう。

 駅を取り囲むように天竜川の支流の米川が流れており、すぐに合流する天竜川の流れは金野駅を過ぎたあたりからかなり蛇行している。 もしここが交通の要衝であったならば、米川と天竜川にはさまれた小高い丘に戦国武将が城を建てるのではないだろうかという複雑な地理条件にある。 ホームの植え込みには季節の花が植えられており、周りに民家のない秘境駅には珍しい人の手の温もりを感じる。 午前中の列車の本数が比較的多い時間帯とは言え、ずっとホームにたたずんでいるのも退屈なので散策に出てみる。

 もはや使われていない自転車置き場を横目に歩いて行き、米川にかかる米川橋を渡って「よけ」の集落を目指す。 車一台分の山道をひたすら登っていくと、しばらくして天竜川の川下りの歌が舟のスピーカーから聞こえてくる。 山道からは木々が生い茂っている為天竜川を見下ろすことが出来ないが、後で調べてみたらこの山道は天竜川のすぐ傍を通っている。 たどりついた集落では畑をたがやしたり鶏を飼っていたりしている数軒の民家が見られた。 帰り道はずっと下り坂なので行きに要した時間よりもはるかに短い時間で駅に戻ることが出来た。 駅に戻りホームに咲き誇っていた紫色の花をしばらく撮影していると、川沿いをこれから乗車する534Mがやって来るのが見えた。 金野駅付近は米川に沿って走る飯田線の写真が撮れるポイントとして有名なのだそうだ。

取材年月日2003年7月20日
544M
544M
金野駅ホーム
金野駅ホーム
金野駅ホーム
金野駅駅名票
切符回収箱
切符回収箱
ほとんど使われていない駐輪場
ほとんど使われていない駐輪場
534M
534M
ホームの紫色の花が綺麗だった
ホームの紫色の花が綺麗だった
米川橋
米川橋
米川橋越しに見る線路
米川橋越しに見る線路
飯田線に寄り添うように流れる米川
飯田線に寄り添うように流れる米川
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