飯山駅
1921年開業。線名が付けられた要衝の駅。千曲川の水運で栄え、上杉謙信が築いた飯山城から発展する。
奥信濃の小京都と称されるようにお寺の多い街であるが、これは寺を砦に見たてた軍事都市であった名残であろう。
飯山市一帯が宗教色が強く、国鉄時代に長野鉄道管理局で始まった「一駅一名物運動」当時
この管内にある飯山駅では周囲の街並みに合わせて神社を思わせる唐破風の駅舎やホーム釣り鐘などが作られた。
信越線開通による鉄道の要衝としての機能の衰退、千曲川の対岸を走っていた長野電鉄木島線の廃止など、
忘れ去られた存在になりつつあったが、北陸新幹線の駅が出来る暁には再び脚光を浴びることになるだろう。