東京都交通局6000形・6152号車「一球さん号」
都電6000形 は昭和22年(1947年)から290 が製造され、都電全盛時代の主流として活躍した車両です。 この6152号車は、昭和24年(1949年)7月に されてから平成13年(2001年)12月に廃車となるまで 50年以上も働き続けました。 また、昭和53年(1978年)の荒川線ワンマン化に伴い6000形の1両として残り、いつの頃からかクラシックな外観でヘッドライトが1個あることから「一球さん」の沿線地域の人々や 愛好者から親しまれていました。
【履歴】
昭和24年 7月30日 大久保営業所に配属
昭和25年10月19日 青山営業所に転属
昭和43年 1月11日 大久保営業所に転属
昭和43年 4月29日 錦糸堀営業所に転属
昭和46年 3月18日 荒川営業所へ転属
昭和53年 4月27日 営業車両から応急車両へ
昭和63年 9月20日 月2回日曜日に営業運転
平成12年12月29日 運行休止
平成13年12月20日 廃車
平成15年 4月 6日 あらかわ遊園にて保存
【車両諸元】
形式 6000形
車種 半鋼製2軸ボギー電動客車
定員 96人 (座席22人)
自重 16.4t
台車 D16
電気方式 直流600V
制御方式 直接式
主電動機 2台
速度 28.6km/h
牽引力 940kg
取材年月日 2010年10月02日、2010年11月23日、2010年11月27日