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CAFE  LIST
東京のカフェ ★★★★★
東京で最も中国を感じられる場所
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 SHOP  海風號
  喫茶部門は営業終了しました
 住所  港区東麻布1-29-20
 電話番号  03-5575-0805
 営業時間  12:00〜20:00
 定休日  月曜・祝日
 HP  http://www.kaifugo.com/
 取材年月日  2003.06.07
 海風號のことを知ったのはリンクさせていただいている東京カフェマニアの掲示板で偶然見かけたからです。何でも広末涼子が出演した深夜番組のインタビューで使われたと聞き、広末ファンとしては見過ごす手はないと思い、行くことにした。カフェ界のトレンドは、エスプレッソ→アジアンカフェ→中国茶という流れになっているそうだが、この店はそうした一過性のブームとは無縁な本格的に中国茶道を学ぶことが出来、かつ心行くまで美味しい中国茶を堪能できるので秘密にしておきたいくらいだ。東京タワーに程近い大江戸線赤羽橋駅から東麻布商店街の入り口にあるこの店は、事前の知識がないと外観は中国にある骨董品屋さんかなあと思うくらい異彩を放っている。窓際の席にカップルがいたので、カフェであることが辛うじて分かるくらいだ。

 後で知ったことだが、ここの店主の設楽さんは日本で初めて中国茶葉学会に加入した方だそうで、日本における中国茶葉の第一人者ということでかなり著名な方だそうだ。そんなことも知らずに恐る恐る入ったのだが、最初はしばらくこちらの様子をじっと観察なさっているようで、こちらから声をかけるのも気が引けたのでそのまま座っていると、しばらくして設楽さんは静かにやって来た。「この店は何分中国茶しかないものでして」と、すまなそうに断りの口上をおっしゃるので、そういうことは承知している旨を告げる。メニューを見ても見たことのないお茶の名前ばかりなので。とりあえず東方美人が飲みたいと言うと、東方美人は自信がないとおっしゃる。結局、設楽さんおすすめの文山包種と黄金桂という青茶をいただくことにする。

 前者はガラスのコップに入れると10倍くらいに膨らんで、そのまま食べることも出来た。清らかな味と花のような香りから、清茶(せいちゃ)と呼ばれる。奥深い甘味とコクがありながらも、爽やかな飲み口は日本茶に限りなく近い感じがして、まさに中国茶の初心者向けと言えよう。後者は鉄観音、凍頂烏龍茶と共にウーロン茶の三大銘柄の一つとされ、中国銘茶の一つとして認定されているそうだ。その名前の通りお茶を淹れてみると、豪華なゴールドになり、キンモクセイの香りが名前の由来とか。こちらは小さな茶壷に入れて飲む、いわゆる聞茶という一般的な飲み方をする。このお茶は一般的には金のウーロン茶としてペットボトルで売られているが、ここで飲んだ黄金桂は驚くことに15杯くらい入れても香りは衰えず、色が出なくなるまで飲めると言う設楽さんの言葉は半信半疑だったが、実際に試してみて本当に色が出なくなるまで飲めたのは驚きだった。

 この店にくれば店主自らお茶の淹れ方を教えてくれる、そんな出会いから中国茶への興味が最近湧いてきた。先程のカップルと入れ替わりに、ここの教え子と思われる二人連れの女性が入ってきて、店主といろいろ中国茶について語っている。奥のカウンターでは常連らしき男性が店主と世間話に花を咲かせている。こういう姿のカフェには今まで出会ったことがない。店主のこだわりの作家物の茶壷や調度品、黄色く塗られた壁などに囲まれて聞茶をしていると、東京タワーのすぐ近くにいることを忘れさせてくれる。東京で最も中国を感じられる場所であると断言しておこう。ほとんど店主の趣味でやっているとも言えるこの店は、カフェの原点ともいうべき存在として強烈な印象を与えてくれた。喫茶は茶菓子付ですべて1000円。この値段を見て高いととるか安いととるか人それぞれであろうが、2時間以上長居してもいい意味でほったらかしにされるので、居心地という点だけでも評価はいやおうなしに高くなると思う。
海風號外観
海風號外観
海風號店内1
海風號店内1
海風號店内2
海風號店内2
黄金桂
黄金桂
海風號店内3
海風號店内3
海風號店内4
海風號店内4
西湖龍井 看板
西湖龍井 看板
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