藤沢にあるこの店の存在を知ったのはつい最近だ。長いこと藤沢にすんでいたのだが、灯台下暗しである。ここのオーナー磯淵 猛氏は紅茶専門家として有名であり、紅茶に関する多くの著作で知られている。最近は紅茶のチェーン店のプロデュースを行うなど多忙な日々を過ごしているらしく、店に顔を出すのは稀だそうだ。ビルの2Fにあるのだが、派手な看板が無い為本当に目立たない店である。2Fへ上がる階段の途中や入り口には、紅茶の本場セイロンをイメージしたタペストリーが壁に掛けられており、磯淵オーナーのこだわりが感じられる。ここまでは良かったのだが…
しかし、店内に入って期待は少々裏切られた。店内は至極ありきたりの感じの店であった。磯淵氏の著作や紅茶に関するグッズを販売しているコーナーがあったのだが、客席とは完全に仕切られており、一体感に欠けている。セイロンの民族性を前面に押し出したアクの強い店をイメージしていたのだが、こればかりはオーナーのセンスなので仕方が無い。紅茶専門の店だけあってさすがに店員の教育は行き届いていると見え、紅茶の注ぎ方などは鮮やかな手付きで感心させられた。料金的には少々高めの設定ではあるが、優雅な雰囲気に浸れるのでこれはこれで納得は行く料金だと思う。紅茶の味にに関してはほとんど無知なのではっきりとした事は言えないが、かなりレベルの高い店であることだけは分かった。
この店は美味しいワッフルのお店としても有名で、実はそちらの方に期待をしていたのである。壁に旬ののフルーツのトッピングにしたワッフルがアピールされていたので、自分は迷わずそちらを注文する。オレンジのトッピングとオレンジのマーマレードと生クリームが乗っただけのシンプルなものだったが、オレンジの酸味とシロップの甘味が絶妙なハーモニーを醸し出している。もちろん紅茶との相性も抜群である。ワッフルはかなりのボリュームで紅茶と一緒にいただけば、かなりの満足感が味わえると思う。
コーヒー、中国茶をひと通り家でおいしく淹れることができるようになったので、紅茶とハーブとスパイスを組み合わせた磯淵氏の考案したアレンジティーに最近はまっている。新聞で偶然見つけた記事を少し自分なりにアレンジしてみた所、驚くほどおいしい紅茶が出来るのである。紅茶って独特のクセがあり普段はあまり飲みつけていなかったせいか、フレーバーティーに一時期はまったこともある。自宅で栽培しているオーデコロンミント、パイナップルミントの葉を摘んで、乾燥したレモンバーム、カルダモンの黒い実を茶葉と一緒に淹れるだけの簡単レシピです。ミルクと砂糖を入れて飲めば紅茶専門店にもひけをとらない美味しさが手軽に楽しめます。味の決め手はカルダモンです。粉末状のものもありますが、緑色の実を割って中の黒い実を取り出すんです。ミントってものすごく成長が早いので需要よりも供給が上回ります。毎朝摘んでいなかったら、あっというまに巨大になってしまいそうです。