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人吉温泉 旅館たから湯付近の地図
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人吉温泉 ★★★★★
明治40年から続く半地下の素敵な浴室
 施設名  旅館たから湯
 住所  熊本県人吉市温泉町湯ノ元2482
 電話番号  0966-23-4951
 営業時間  日帰り温泉やっているかは要確認
 定休日  不定休
 料金  500円
 泉質  ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉
 泉温  46°C
 湧出量  161g/分
 HP  https://ryokan-takarayu.com/
 取材年月日  2011年8月20日
 人吉駅前にある人吉旅館から温泉町にある「旅館たから湯」まではタクシーで行った。人吉温泉駅に近い球磨川河畔の温泉街から2.5Kmほど離れているが、住所が「温泉町」となっており、人吉温泉の発祥の地はこの辺りではないかと思われる。創業明治40年から続く公衆浴場と湯治宿として愛されてきた温泉宿だそうだ。一見して高級感漂う老舗旅館は中に入ると一転して印象が変わる。コルビュジエやカスティリオーニ兄弟のデザイナー家具が置かれたロビーは、モダンで西洋的な洗練空間となっており、ただものでない懐の広さを感じる。一時期閉鎖の危機に見舞われたが、レトロな風情のある浴室はそのままにして、旅館部分は和モダンなハイクラスな宿としてリニューアルされた。2020年7月4日の「令和2年7月豪雨」により、球磨川の氾濫により広範囲に甚大な浸水被害が発生し、旅館たから湯も長らく休業していたが、2024年4月には営業を再開している模様。日帰り入浴をやっているかは要確認。

 この宿の大浴場は玄関を入って目の前にある。高級旅館ではこんな造りはあり得ないが、もともと公衆浴場から始まっている宿ならではの造りだ。品の良い女将さんに案内されて入った大浴場は、階段を下りていく構造で、全面と男女の間仕切りにはすりガラスの格子が美しく壁は木材と石材のハイブリッド、床は滑らないように加工された木材、なつかしさと高級感が溢れるこんな素敵な浴室はなかなかお目にかかれない。玄関は1階でお風呂は半地下なのに何故か外の景色が見える。山の斜面に建っているわけではないが、外に石壁が見え、内側に庭があったので、恐らく浴室からの眺望を得るために地面を掘り下げたのではないだろうか。浴槽は2層に分かれておりいて、奥が熱めの42度のあつ湯、手前が若干ぬるいぬる湯で、加水、加温なし、源泉掛け流し。
半地下なのに外に庭が広がっている
半地下なのに外に庭が広がっている
浴室へ降りる途中に脱衣場がある
浴室へ降りる途中に脱衣場がある
温泉分析表1
温泉分析表1
温泉分析表2
温泉分析表2
半地下構造なので外から覗かれる心配はない
半地下構造なので外から覗かれる心配はない
山上家具店は人吉伝統家具やまがみとして続いている
山上家具店は人吉伝統家具やまがみとして続いている
床材が異なるのは改修されている証
床材が異なるのは改修されている証
カランとシャワーと鏡が設置されている
カランとシャワーと鏡が設置されている
すりガラスはなかなかお目にかかれなくなってきた
すりガラスはなかなかお目にかかれなくなってきた
浴槽の縁の窪みからオーバーフローしている
浴槽の縁の窪みからオーバーフローしている
お湯は若干黄色がかった色のようだ
お湯は若干黄色がかった色のようだ
奥の浴槽のタイルが黒ずんでいるのは温泉の成分だろう
奥の浴槽のタイルが黒ずんでいるのは温泉の成分だろう
窓外の庭に癒される
窓外の庭に癒される
半地下の浴室に癒しの庭を設計した発想が天才だ
半地下の浴室に癒しの庭を設計した発想が天才だ
湯量は豊富だが、湯は熱めなので長湯はできない
湯量は豊富だが、湯は熱めなので長湯はできない
お湯の新鮮さを体感出来る
お湯の新鮮さを体感出来る
聞こえるのは湯口から流れるお湯の流れのみ
聞こえるのは湯口から流れるお湯の流れのみ
共同浴場の風情を今に伝える景色
共同浴場の風情を今に伝える景色
あつ湯は熱すぎてほとんど浸かっていられなかった
あつ湯は熱すぎてほとんど浸かっていられなかった
カチオン=陽イオン、アニオン=陰イオン
カチオン=陽イオン、アニオン=陰イオン
ぬる湯は半身浴が出来る構造になっている
ぬる湯は半身浴が出来る構造になっている
窓からの光が差し込むように設計されている
窓からの光が差し込むように設計されている
湯口付近は気泡で白くなっている
湯口付近は気泡で白くなっている
庭の緑が湯に映える
庭の緑が湯に映える
浴槽の仕切りの木材の年輪に見入ってしまった
浴槽の仕切りの木材の年輪に見入ってしまった
新調された桶がまぶしい
新調された桶がまぶしい
桶の白さが目立つ
桶の白さが目立つ
床材は無骨だ
床材は無骨だ
入ってすぐに階段がある
入ってすぐに階段がある
旅館たから湯玄関
旅館たから湯玄関
入り口の岩には金文字で「たから」
入り口の岩には金文字で「たから」
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