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別府温泉 ★★★★★
おばちゃんの人柄が印象的
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 施設名  寿温泉
 住所  大分県別府市楠町11-15
 電話番号  なし
 営業時間  8:30〜12:00
  13:00〜22:00
 定休日  10日、25日
 料金  100円
 湧出量  42.9リットル/分
 泉質  ナトリウム・マグネシウム・カルシウム−
  炭酸水素塩泉
 HP  なし
 取材年月日  2001.03.16 , 03.17
 別府温泉の湯巡りを始めるとしよう。湯巡りにあたって本日の宿である野上本館宿のフロントでいただいた「別府温泉ぶらりいで湯散歩WALKING MAP」が大変役に立った。温泉のみならずグルメ情報も満載で、お店の営業時間や定休日、コメントなど詳しく紹介されている。竹瓦温泉の目の前のTAKEYAの脇にある日本一古い木製アーケードを通り抜け、流川通りを山側に少し歩き、薬屋の脇を入る。まず楠町二区公民館の1階にある寿温泉だ。さらに分かり易く言えばラブホテルの前だ。別府温泉は総じて湯温が高いが、ここは43℃と別府温泉のなかでも一番湯温が低く、入りやすいので大変気に入った。

 大正13年開湯以来そのままの建物で、当時の建物によく見られるグリーンの塗装が大正ロマンを感じさせるレトロな温泉だ。受付のおばちゃんはとても親切で、わざわざ浴室まで案内してくれ、「ゆっくりしていって下さいね。」という一言が嬉しかった。脱衣所と浴室が一体化しているタイプで、入浴中は貴重品の心配があるので、個人的にはこのタイプの温泉は安心できる。湯は鉄分を多く含んでいる様で、小ぶりな浴槽は茶色に染まっている。

 思いの外湯量は豊富で、浴槽の縁からは絶えず大量のお湯が排水溝に向かって流れ出している。しかも加水せずに入れる温泉は、別府温泉では貴重な存在だ。ここは雰囲気、浴感、体感湯量、湯温、清掃状況、受付の対応どれをとってもかなり自分好みの温泉で、今回の湯巡りの100円以下の共同浴場部門ではトップクラスの評価を与えたい。浴後は汗がなかなか引かず、冷え性に効くので子宝の湯と呼ばれるゆえんだ。
取材年月日 2001.03.16

 列車の時間まで余裕があるので、別府温泉の中で一番気に入った寿温泉へ向かう。ただでさえ人なつっこい番台のおばちゃんに昨日もここに来たことを告げると、とたんに孫を見るような優しい目つきになり色々話し掛けてくる。ここの温泉の印象がいいのはおばちゃんの人柄にもある。懇意にしてもらっている甲府の某温泉の番頭さんを思い出して、ここを別府の常宿ならぬ常泉としたいところだ。今回の温泉巡りでは、一日に十湯以上入った日もあったが、やはり数をこなさないと分からないことが多いことが分かってきた。3000湯とか4000湯入った人の気持が最近なんとなく分かるようになってきた。

 今回の旅で自分なりに解釈した結果、値段が安ければ安いほどいい温泉である確率は高いという結論に達した。一見乱暴な解釈ではあるが、一定の水準以下であれば掛け流しである確率が高い。ふるさと創生基金で雨後の筍の様に出来た最近の温泉は残念ながら殆どが循環であり、料金もそれなりに高い。低料金の温泉は山奥の一軒宿にありそうだが、意外とそれもあてはまらない。立ち寄り湯の場合は古くからの温泉で共同浴場を探せば、大抵の場合良質な温泉に巡り会える。特に昨年3月に訪れた草津温泉で共同浴場の良さに目覚め、温泉に対する考え方や評価の基準が以前とは大きく変わった。

 女湯の方からは常連さんらしいおばさん達の元気な話声が聞こえて来るが、男湯は今日も貸し切り状態である。湯気がこもって仕方がないので、窓を開けると春雨に濡れるしっとりとした街並みが旅情をかきたてる。ああ今日で温泉巡りも終わりなんだなあと名残惜しい気がした。ここは古びているが清掃が行き届いており、「また来て下さいね」とおばちゃんに声を掛けられ、「必ず来ます」答える。別府に来た際はここは絶対にはずせないと思う。
取材年月日 2001.03.17
寿温泉外観
寿温泉外観
寿温泉男湯
寿温泉男湯
寿温泉 看板
寿温泉 看板
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